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Channel: マジカル・ミステリー”ミュージック”ツアー
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ヴェイパー・トレイルズ「サーフサイド・フリーウェイ」(1979)&マイケル・ジョンソン「You, You, You」(1980)。。ベスト・ヒットUSAで使用されたふたつの楽曲。

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1981年にスタートし、アメリカのヒットチャートを紹介する番組として貴重な洋楽ファンの情報源となっていた「ベスト・ヒットUSA」。

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小林克也の軽快なトークが、番組の魅力を更に高めていましたが、リアルタイムで番組を観ていた方が、必ず覚えていると思われるのが、オープニングテーマとして使用されていた”ヴェイパー・トレイルズ”の「サーフサイド・フリーウェイ」でした。

【VAPOUR TRAILS - Don't Worry Baby (1979)】

番組冒頭では、30秒程度しか流れていなかったと思いますが、そのサウンド・インパクトは絶大なものでした。

【VAPOUR TRAILS】
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ジョン・マクバニー(g,vo)、アンディ・ダルビイ(g)、フィル・カーティス(b)からなる”ヴェイパー・トレイルズ”。
ラリー・カールトンのプロデュースにより唯一のアルバム「Vapour Trails」が制作されています。
ラリー・カールトン自身は、演奏に参加していませんが、関連ミュージシャンを配置し、見事なまでのLAサウンドが展開されています。

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この曲が「ベストヒットUSA」のテーマ曲として採用された際、日本でヴェイパー・トレイルズはグループ名を”ヴィーティーズ”というグループとして売り出され、アルバムも既発作品でしたが、「オータム・ブリーズ」というアルバム名に変更され、曲順も「サーフサイド・フリーウェイ/Don't Worry Baby」を1曲目(オリジナルは2曲目)として発売されるという、とんでもなくグループを無視したリリースとなっていました。

【Autumn Breeze】
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現在は、オリジナル通り発売されていますが、グループ名は「ヴェイパー・トレイルズ(ヴィーティーズ)」と表記されています。。。

そしてもう1曲、「ベストヒットUSA」の名物コーナー「スター・オヴ・ザ・ウィーク」のオープニング曲として使用されていたのが、マイケル・ジョンソンの「You, You, You」でした。

【You Can Call Me Blue / Michael Johnson (1980)】
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【You, You, You /  Michael Johnson (1980)】

「Bluer Than Blue」「This Night Won't Last Forever」の2大ヒットをもつシンガーソングライター系AORアーティストのマイケル・ジョンソン。
軽快なサウンドとハートウォームな歌声がとても心地よく響きます♪

「スター・オヴ・ザ・ウィーク」で使用されたのは、イントロの十数秒だけでしたが、「サーフサイド・フリーウェイ」とともにAOR作品を選ぶあたり、番組のセンスが伺えます。

今聴いても、番組が断片的に過ります。。。


【過去の関連記事】

「今日は一日“AOR”三昧 リターンズ」。。2013/7/15 AORファン待望のプログラムがNHK-FMで放送!

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「今日は一日“ザ・ローリング・ストーンズ”三昧」「今日は一日“ブリティッシュ・ロック”三昧」「今日は一日“GS”三昧」など、毎回1つのテーマにスポットをあて、1日に亘りそのテーマを堪能してもらうNHK-FMのプログラム「今日は1日○○三昧」

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2011年7月に放送された「今日は一日AOR三昧」は、AOR以外の音楽ファンからも大きな反響を呼びました。

そして、2013年7月15日(月・祝)の午後0時15分~10時45分(途中、ニュース中断あり)、「今日は一日“AOR”三昧 リターンズ」として、遂に"AOR三昧"が戻ってきます!

解説には前回同様、AORマスターで音楽ライターの金澤寿和氏が登場。
今回は、現代のAORとして北欧のアーティストにもフォーカスするとのこと。
これは楽しみです♪

また、ゲストにAOR好きの石田純一さん!、アーティスト枠でやはりAORに影響を受けたニュー・カマーの指田郁也さんが出演するとのことで、こちらもどんなコメントが飛び出すか興味深いところです。。

長時間の放送なので、全部聞くのは大変ですが、興味のある方、ぜひお聞きになってみてください。

北欧のアーティストにフォーカスということで、スウェーデンの2人組で”スウェーデンのスティーリー・ダン”と言われるスムース・リユニオン(Smooth Reunion)も、ぜひ紹介して欲しいです♪

【SMOOTH REUNION / CLEANING UP THE BUSINESS (2008)】
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【Smooth Reunion - BMPD】

Webでは、当日のリクエストも受付中です!

キャンディーズ「エプロン姉さん(マキちゃんに捧げる唄)」&「It's vain try to love you again」(1978)。。ラスト・オリジナル・アルバムとなった自作自演集「早春譜」。

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キャンディーズ。。
1970年代、伊藤蘭(ランちゃん)、田中好子(スーちゃん)、藤村美樹(ミキちゃん)、3人による一世を風靡した3人組アイドル。

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「年下の男の子」「春一番」「暑中お見舞い申し上げます」「やさしい悪魔」「アン・ドゥ・トロワ」「わな」「微笑がえし」といったヒット曲、「8時だョ!全員集合」や「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」といったレギュラー番組で見せる3人の表情に、当時、夢中でTVを見ていたものでした。

解散を発表した際の「普通の女の子に戻りたい」、ラストライヴでのた「本当に私たちは、幸せでした」といった印象的なコメントは名言として今でも多くのファンの脳裏に焼きついています。。

【解散直前に発売された写真集】
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1978年4月4日、キャンディーズは、後楽園球場での「キャンディーズ・ファイナルカーニバル」をもって解散。
実に活動期間は4年半という実に短いものでした。。

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そんなキャンディーズが解散直前の1978年3月21日にリリースした2枚組アルバム「早春譜」は、3人のアーティスティックな1面を披露してくれたアルバムでした。

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【早春譜 / キャンディーズ】
Disc 1 / Side-A
1.買い物ブギ
作詞:藤村美樹、作曲:藤村美樹・山田直毅、編曲:山田直毅&MMP(ミュージック・メイツ・プレイヤーズ)
2.エプロン姉さん(マキちゃんに捧げる唄)
作詞:藤村美樹、作曲:藤村美樹・渡辺直樹、編曲:いしだかつのり
3.猫と兄貴
作詞:藤村美樹、作曲:藤村美樹・渡辺直樹、編曲:渡辺直樹&MMP
4.おとうさん あなたへ
作詞:藤村美樹、作曲:藤村美樹・渡辺直樹、編曲:いしだかつのり
5.FOR FREEDOM
作詞:藤村美樹、作曲:藤村美樹・渡辺茂樹、編曲:穂口雄右
Disc 1 / Side-B
1.アンティック ドール
作詞:伊藤蘭、作曲:伊藤蘭・渡辺茂樹、編曲:渡辺茂樹
2.MOONLIGHT
作詞:伊藤蘭、作曲:伊藤蘭・渡辺茂樹、編曲:いしだかつのり
3.ろうそくの灯に…
作詞:伊藤蘭、作曲:伊藤蘭・山田直毅、編曲:穂口雄右
4.鏡の中で
作詞:伊藤蘭、作曲:伊藤蘭・山田直毅、編曲:穂口雄右
5.悲しみのヒロイン
作詞:伊藤蘭、作曲:伊藤蘭・西村耕次、編曲:田辺信一
Disc 2 / Side-A
1.私の彼を紹介します
作詞:田中好子、作曲:田中好子・西慎嗣、編曲:いしだかつのり
2.季節の別れ
作詞:田中好子、作曲:田中好子・西慎嗣、編曲:田辺信一
3.いちばん星さん
作詞:田中好子、作曲:田中好子・山田直毅、編曲:穂口雄右
4.なんとなく
作詞:田中好子、作曲:田中好子・西慎嗣、編曲:いしだかつのり
5.午前零時の湘南道路
作詞:田中好子、作曲:田中好子・渡辺直樹、編曲:いしだかつのり
Disc 2 / Side-B
1.黄色いカヌー
作詞:伊藤蘭、作曲:伊藤蘭・渡辺茂樹、編曲:いしだかつのり
2.ささやき
作詞:伊藤蘭、作曲:伊藤蘭・渡辺茂樹、編曲:穂口雄右
3.PLEASE COME AGAIN
作詞:田中好子、作曲:田中好子・西慎嗣、編曲:西慎嗣&MMP
4.IT'S VAIN TRY TO LOVE YOU AGAIN
作詞:藤村美樹、作曲:藤村美樹・渡辺茂樹、編曲:穂口雄右
5.あこがれ
作詞:藤村美樹、作曲:藤村美樹・渡辺茂樹、編曲:渡辺茂樹


「ゆく春を惜しむかのように、それぞれの想い出を歌にこめて。ラン・スー・ミキ自作自演集」。。
そんなキャッチコピーがつけられたこのアルバム。
LPの一面ずつをラン・スー・ミキがそれぞれ作詞作曲(作曲はバックバンドであったMMPと共作)し、ボーカルを披露、最後の1面にはラン2曲、スー1曲、ミキ2曲の作品を収録した2枚組アルバムでした。

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キャンディーズ在籍中から、音楽的才能が一番と言われたミキによる作品は特にクオリティが高く、アルバムトップの5曲、そしてアルバム最後を飾る2曲は当時、ミキファンであった私は歓喜したものでした♪

今回、藤村美樹作品から「エプロン姉さん(マキちゃんに捧げる唄)」をご紹介します。

【キャンディーズ エプロン姉さん(マキちゃんに捧げる唄)】

スティーヴィー・ワンダーの大ファンだったという藤村美樹。
アレンジを含め某有名曲に似ている。。という話もありますが、私はリスペクトだと。。思います!

【Stevie Wonder - Sir Duke】

そして、もう1曲、アルバムの最後から2曲目に収録された「It's vain try to love you again」をご紹介します。

【It's vain try to love you again / キャンディーズ】

小学生~高校生といった多感な時期、キャンディーズは沢田研二とともに夢中にさせてくれたアイドルでした。。
キャンディーズよ永遠なれ!

クレイグ・ランク「サムバディ・トゥ・ラヴ」(1983)。。カナダ出身のAORシンガーによるメロウ・バラード。

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1983年、AORブームがまだ続いていた日本で初めてアルバムがリリースされたカナダのシンガー・ソング・ライター、クレイグ・ランク。
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1982年に本国カナダ発表された3rdアルバム「Just Like The Old Times」が1983年2月に日本で発売。
ルックスからも想像できる優しいサウンドと歌声は、たちまち本国以上で話題になり、好セールスに気を良くした日本スタッフは、すぐさま次作のリリースをリクエスト。

その時点でレコーディングが完了していた9曲をアルバム化、日本独自のアルバムとして1983年に「True Love」が発売されました。

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ところが、クレイグ・ランク本人は、レコーディングが済むと発売に関しては出版社任せということで、日本でアルバムが発売されたことは全く知らず、翌1984年にこのアルバム収録曲が重なるオリジナル・アルバム「Keep The Flame」をリリースしています。

今回、日本独自編集盤に収録された名バラード「サムバディ・トゥ・ラヴ」をご紹介します。

【Somebody To Love - Craig Ruhnke 】

AORブームとともに、アルバムジャケットには、鈴木英人氏の絵が多く使用されていましたが、クレイグ・ランクの「Ture Love」もいかにもそれ風です♪

ちなみにオリジナル盤としてりりーすされた「Keep The Frame」はこんなジャケットでした。

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AOR特有の、サウンドに反してのシンプルなジャケです(^^ゞ

「SomeBody To Love」は残念ながら、この「Keep The Flame」には未収録でした。(シングルのB面としてリリース。)
現在は、2011年に紙ジャケで復刻されたアルバム「クレイグ・ランク・バンド+3」にボーナス・トラックとして収録されています。

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こちらも実にシンプルなジャケットです(^^ゞ

ハートウォームな歌声は、AORが好きな日本にぴったりだと思います♪

【過去記事のご紹介】

ブレッド&バター「ファイン・ライン」。。1982年リリース「ナイト・エンジェル」と1983年リリースの「ファイン・ライン」が2in1で待望の復刻!

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岩沢幸矢、岩沢二弓の兄弟デュオ、ブレッド&バター。
1969年のデビュー以来、現在まで変わることのない”湘南サウンド”を聴かせてくれています。

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ブレバタが1982年にリリースした「ナイト・エンジェル」、そして翌1983年にリリースした「ファイン・ライン」
TDKレコードに在籍していた際の2枚のアルバムが、1995年に初CD化されて以来、実に13年ぶりに再CD化されました。(2013.07.26発売)

【BREAD&BUTTER / Night Angel + Fine Line】
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Night Angel (1982)
01. ユー・アー・マイ・エンジェル
02. トゥルー・ラヴ
03. リターン・マイ・ベイビー
04. アイ・ラヴ・ユー
05. スペシャル・パートナー
06. ヒア・アイ・アム・アゲイン
07. アイ・ビリーヴ
08. ダンシング・イン・ザ・ナイト
09. バラード

FINE LINE (1983)
10. ドアにレッド・ヒール
11. 美しいハリケーン
12. ぼくのカバー・ガール
13. グレースフリー
14. マイ・カントリー・ガール
15. アイ・スティル・ラヴ・ユー
16. 君は冷たく
17. やさしさの横顔
18. ファイン・ライン
19. バーズ


この2枚がリリースされた1982年~1983年のオリコン年間アルバムチャートをみると。。

1982年アルバムチャート
1位 中島みゆき:『寒水魚』
2位 山下達郎:『FOR YOU』
3位 サザンオールスターズ:『NUDE MAN』
4位 松山千春:『起承転結II』
5位 オフコース:『over』
6位 松田聖子:『Pineapple』
7位 中村雅俊:『メモリアル』
8位 オフコース:『I LOVE YOU』
9位 松任谷由実:『PEARL PIERCE』
10位 ナイアガラ・トライアングル:『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』

1983年アルバムチャート
1位 サウンドトラック:『フラッシュダンス』
2位 フリオ・イグレシアス:『愛の瞬間』
3位 松田聖子:『ユートピア』
4位 中森明菜:『ファンタジー〈幻想曲〉』
5位 サザンオールスターズ:『綺麗』
6位 マイケル・ジャクソン:『スリラー』
7位 山下達郎:『MELODIES』
8位 中森明菜:『バリエーション〈変奏曲〉』
9位 松任谷由実:『REINCARNATION』
10位 中森明菜:『NEW AKINA エトランゼ』

まさにニューミュージックとアイドルとして松田聖子と中森明菜のツートップが全盛の時代でした。。。

そして1982年はコンパクトディスク(CD)が初めて発売された年であり、洋楽ではビリー・ジョエルの「ニューヨーク52番街」、邦楽では大滝詠一の「A LONG VACATION」がそれぞれとカタログの第1号としてリリースされた記念すべき年でもありました。

「Night Angel」「FINE LINE」ともに、ブレバタの歴史の中でも、あまり語られることのない時期のアルバムですが、今でも定期的にライヴで歌われる「ダンシング・イン・ザ・ナイト」や「ファイン・ライン」など、重要なレパートリーのオリジナル・バージョンが収録されている貴重なアルバムとなっています。

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今回は、「FINE LINE」に収録されたタイトル・トラックで、ブレバタの数々の名曲の中でも屈指の名バラード「FINE LINE」をご紹介します。(オリジナルバージョンがYouTubeになかったので1989年にリリースされたリメイクバージョンでのご紹介です。)

【Fine Line / ブレッド&バター(作詞:岩沢二弓・山川啓介 作曲:岩沢二弓)】

これぞブレバタ!と言える美しいコーラス・ワーク。
あまり再評価されることの少ないブレバタですが、多くの人に聞いてもらいたい音楽です。。。

ステイト・カウズ「ニューヨーク・タウン」&「ライディング・ディス・ハイウェイ」(2010)。。「今日は一日“AOR”三昧 リターンズ」楽しみました♪

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2013年7月15日(月・祝) の午後0時15分~10時45分にNHK-FMで放送された「今日は一日“AOR”三昧 リターンズ」。

どっぷりとAORに浸れた1日でした。。

思えば、相当久しぶりにラジオを聴きまくった1日。。
中学生の頃は、こうしてずっと聞いていたなぁ。。などと思い出しながら聞いていました。

すでにWebサイトでOn Airされたリストが掲載されているので、改めてじっくり見ると、有名な曲から、マニアックな曲まで実に94曲!
よくこれだけ紹介して頂けたものと、改めて番組に感謝です♪

前半の北欧系のグループ紹介では、先般ご紹介したスムース・リユニオン(Smooth Reunion)も、きっちりと登場し、嬉しくなりました♪


今回は、北欧アーティスト・コーナーで、名前は出ていたものの、残念ながら今回は曲紹介がなかったステイト・カウズ をご紹介します。

ステイト・カウズは、ロサンゼルスへの音楽留学時にジェイ・グレイドンやデヴィッド・フォスターとの交流を通じ、ミュージシャンとしてのキャリアを積み、2008年には「デイズ・イン・L.A.」というソロアルバムもリリースしている、スウェーデン出身の新進ギタリスト、DANIEL ANDERSONとスウェーデンの実力派ミュージシャンSTEFAN OLOFSSONの2人よるスウェーデン発のユニットで、2010年にデビュー・アルバムとなる「State Cows」をリリースしています。

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このアルバムに、AOR界の屈指の名ギタリスト、ジェイ・グレイドンも「ニューヨーク・タウン」という曲に参加し、花を添えています。

【State Cows (Ft Jay Graydon) -New York Town】

派手なホーン・セクション、グル―ヴ感溢れるメロディ、親しみやすいサビ。。
そしてジェイ・グレイドンの存在感のあるギター・ソロ。。

夏の日差しがよく似合うAORです♪

そしてもう1曲、こちらは一転、とてもメロウなサウンドが印象的な「ライディング・ディス・ハイウェイ」をご紹介します。

【State Cows-Riding This Highway】

心地よいメロディと印象的なギターとコーラス。。。
とても1作目とは思えないほどの完成度だと思います。

今年6月には2枚目となる「The Second One」をリリースした”ステイト・カウズ”。

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北欧のAORは、要チェックです♪

「今日は一日“AOR”三昧 リターンズ」の番組終了近くに「来年も楽しみです。」という発言がありましたが、毎月でもいいから、AOR番組をやってほしいです♪


ポール・マッカートニー&ウイングス「ワインカラーの少女」(1975)。。実に11年ぶりとなる来日公演が11月に決定!

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7月13日のブロ友”蔵吉”さんの記事「ビートルズクラブからこんなものが届きました。」で知ったポール・マッカートニーの来日。。。

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一般プレスリリースはいつ??と思いながら、ようやく7月16日に正式発表となりました。


<Paul McCartney Out There Japan Tour>

●福岡公演 福岡ヤフオク!ドーム
2013年11月15日(金)
開場17:00 開演19:00

●東京公演 東京ドーム
2013年11月18日(月)
2013年11月19日(火)
2013年11月21日(木)
開場17:00 開演19:00

●大阪公演
詳細後日発表

【料金】
S席16,500円 A席14,500円 B席12,500円(税込・全席指定)

●「ポール・マッカートニー」最速先行チケット受付(抽選)
2013年07月16日(火) 17:30 ~ 2013年07月31日(水) 23:59

ポール来日!ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアー公式サイト


1990年の初来日となった「Get Back Tour in Japan」は見に行きましたが、1993年「THE NEW WORLD TOUR」、2002年「driving japan tour」は、諸藩の事情?により、行くことが出来ませんでした。。

そして実に11年ぶりとなる来日。。
前回の来日が「最後の来日か?」とも言われていただけに、また日本でポールが見られるのは嬉しい限りです。(チケット買えればですが。。(^^ゞ)

最近のライヴの様子が公式にYouTubeにアップされていました♪

【Paul McCartney Gets #OutThere At Bonnaroo (Part 2)】

ブラジルから始まった今回のツアー、38曲中26曲がビートルズ・ナンバーという、個人的にはもっとソロの曲を披露してもらいたい気もします。。

今回のツアーではセットリストには含まれていませんが、「ワインカラーの少女/Letting Go」を密かに期待したいです♪

【このシングル・ジャケット、大好きです♪】
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【Letting Go (Single Version) - Paul McCartney & Wings

シングルは、アルバム・ヴァージョンを短く編集したヴァージョンでした。

こちらはアルバム・ヴァージョンです。

【Letting Go - Paul McCartney & Wings】

【各国のシングルジャケットです。日本のが一番かっこいいと思います♪】
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Wings時代は、ライヴでもハイライトの1曲でした。

【Paul McCartney & Wings - Letting Go - Movie"ROCKSHOW"】

「ワインカラーの少女」は、アルバム「ヴィーナス&マース」からのシングルカットということで、全然ヒットしませんでした。。(イギリス 41位、アメリカ 39位)
でも、渋いサウンドで大好きです♪

ポールが今年、来るとは夢にも思っていませんでした。。
なんとかチケットとれますように。。

サミュエル・パーディー「ラッキー・レディオ」(1996)。。スティーリー・ダン+マイケル・マクドナルド?、UKユニットが奏でる極上のAORサウンド。

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サミュエル・パーディー/Samuel Purdey。。

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サミュエル・パーディーは、初期ジャミロクワイのツアードラマーだったバーニー・ハーレー(左)とジャミロクワイの1stアルバムでプレイしていたギタリスト、ギャヴィン・ドッズ(右)によって結成されたイギリスの2人組ユニット。

スティーリー・ダン、ドゥービー・ブラザーズ、ホール&オーツ、デビッド・フォスター等からの影響を受け、ソウル、ジャズ、ポップス、ロック等がミックスされたサウンドは、1999年に日本限定でアルバム「夏のハイウェイ/Musically Adrift」をリリース、大きな反響を呼びました。

【Musically Adrift / Samuel Purdey (1999)】
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スティーリー・ダン好きの彼ら、アルバムのレコーディングに際しても、本家スティーリー・ダンの「Reelin' In The Years」(1973)で印象的なギター・ソロを聴かせてくれていたエリオット・ランドールをギタリストとして、「Gaucho」やドナルド・フェイゲンの「The Nightfly」にコーラスとして参加していたフランク・フロイドをコーラスとして、そして、スティーリー・ダン、ドナルド・フェイゲン、ランディ・グッドラム等のアルバムで素晴らしい仕事をしたエリオット・シャイナ―を6曲でエンジニアで迎えるなど、スティーリー・ダン度が非常に高いアルバムとなっています。

今回は、このアルバムから「ラッキー・レディオ」をご紹介します。

【Samuel Purdey / Lucky Radio】

映画のサントラのようなイントロからピアノのフレーズ。。そしてグル―ヴ感溢れるボーカル、コーラス、そしてドラムス。。そしてエリオット・ランドールの切れ味のあるギターソロ、跳ねるフェンダー・ローズ、ご機嫌なホーン。。
”2000年対応AOR”とキャッチコピーが付けられただけある納得のサウンドです。

このアルバムでは、しっとりとキャロル・キングのカヴァー「喜びは悲しみの後に/Bitter With The Sweet」も聞かせてくれています。

【Samuel Purdey / Bitter With The Sweet】

「Bitter With The Sweet」もグル―ヴ感溢れる極上のカヴァーだと思います。。。

サミュエル・パーディーは、残念ながらその後、活動はなく、まさに幻のユニットになりつつありましたが、2009年にメンバー自らが理マスタリングを行い、未発表曲をボーナストラックとして1曲追加し、日本でも再発されました。

【再発盤Musically Adriftジャケット。オリジナル盤では裏ジャケでした。】
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ヒット作とはなりませんでしたが、素晴らしい音楽を奏でてくれたサミュエル・パーディ。。
オフィシャルWebサイトは、まだありますので、セカンド・アルバムを期待したいユニットです♪


芳野藤丸「パシフィック」(1983)。。セカンド・ソロアルバム「ロマンティック・ガイズ」に収録されたギター・カッティングが心地よいメロウ・チューン。

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”女、子供が浮かれても、男は黙って聴きなさい”。

1983年9月にリリースされた芳野藤丸のセカンド・ソロ・アルバム「ロマンティック・ガイズ」には、当時、そんなキャッチコピーがつけられていました。

【Romantic Guys / 芳野藤丸 (1983)】
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ショーグン解散後に結成したAB'Sとして、1983年1月に1stアルバム「AB'S」をリリース。
まさに芳野藤丸が、精力的な音楽活動を展開していた時期で、LAと東京でレコーディングされた本作には、ロベン・フォード(G)をはじめ、ラッセル・フェランテ(Key)、ネイザン・イースト(B)、エイブ・ラボリエル(B)、マイク・ベアード(Dr)、ドン・クルージン(Key)などの西海岸のトップ・ミュージシャンが参加。
AB'Sからも、渡辺直樹(B)、岡本敦男(Dr)が4曲、松下誠もコーラスで参加しています。

今回は、このアルバムに収録された、盟友、渡辺直樹とのコーラス・ワークが堪能出来るメロウ・チューン「パシフィック」をご紹介します。

【芳野藤丸 / Pacific】

イントロから全開の芳野藤丸のギターカッティング。
渡辺直樹の冴えわたるコーラス。
まさに心地良さ全開のサウンドです♪

カルメン・マキ&OZ「私は風」(1975)。。未だ誰も越えられない日本最強の女性ロック・ボーカリスト、カルメン・マキ。

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カルメン・マキ&OZ。。

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寺山修司が主宰していた劇団「天井桟敷」でデビューしたカルメン・マキ。
17歳で1969年には「時には母のない子のように」(作詞:寺山修司、作曲:田中未知)でレコードデビュー。
これが大ヒットとなり、カルメン・マキの名前は一躍有名になりました。。

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「主流は天井桟敷の芝居だと思っていた。」、と後に語っていたカルメン・マキですが、このヒットをきっかけに、当時、CBSソニーの社長に「こんなに売れたし、歌手なのにステレオもレコードも持ってないのはおかしい。」と冗談半分に言ったところ、18歳の誕生日にCBSソニーからステレオ4点セットと洋楽のアルバムを数枚プレゼントされ、そのアルバムの中に入っていたジミ・ヘンドリックスとジャニス・ジョプリンが、この後のカルメン・マキの人生を大きく変えることとなりました。

「歌手になって、売れてから初めてステレオでレコード聞いて。最初に聞いたのがジミ・ヘンとジャニス。それでガーンと人生観変わっちゃって、これだ、これがロックなんじゃないかなという感じ。」「(ジャニスが)出てきたときだからね。今でも凄いでしょ。ジャニスって。その衝撃たるや、並大抵のものじゃなかった。で、私のやっていることって、いったいなんだろうみたいになっちゃって、機械じゃないんだ。私は歌わされている電気人形じゃないか、同じ歌を何千回と歌って、そういう自分が凄くむなしくなっちゃって。目覚めちゃたよね。結局その時初めて音楽に目覚めた。」と後年、語っています。

この後、近田春夫や竹田和夫率いるブルース・クリエーションと活動を共にしたのち、1972年に当時18歳であったギタリストの春日博文らとともに「カルメン・マキ&OZ」を結成。
そして、数々のステージをこなした後、1974年にポリドールからシングル「午前一時のスケッチ」でデビューしました。

【ニューミュージック・マガジン 1975年1月号広告より】
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しかしながら当時メンバーは、カルメン・マキとギターの春日博文以外はなかなか固定出来なかったことから、デビューシングルのジャケットについて、カルメン・マキは、「あれメンバーがはっきりしないから、写っているのは私と春日だけで、後ろの方はシルエットで。あれはわざとそうせざるをえなかったの。レコーディングでプレイしているメンバーと写真に写っているメンバーが違うんだもん。」と語っています。

そして満を持して翌1975年1月にファーストアルバム「カルメン・マキ&OZ」がリリースされています。

【ニューミュージック・マガジン 1975年2月号広告より】
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【カルメン・マキ&OZ / カルメン・マキ&OZ (1975)】
1. 六月の詩 8:20
2. 朝の風景 4:55
3. イメージ・ソング 11:01
4. 午前1時のスケッチ 4:46
5. きのう酒場で見た女 2:35
6. 私は風 11:39


全5曲のオリジナル曲からなるアルバムは、ハードロックとプログレッシヴ・ロックが入り混じり、静と動の楽曲によるダイナミックな構成が素晴らしく、1974年6月にリリースされた四人囃子の「一触即発」、同じく1974年11月にリリースされたサディスティック・ミカ・バンドの「黒船」と並び、当時の日本のロックの水準の高さを物語るアルバムの中の1枚だと思います。。。

今回は、このアルバムに収録され、OZの代表曲となった「私は風」をご紹介します。

【カルメン・マキ&OZ / 私は風】
シングル・ヴァージョン

そして、オリジナルLPバージョンの「私は風」です。

【カルメン・マキ&OZ / 私は風】
オリジナル・アルバム・ヴァージョン

ファースト・アルバムは当時として異例の10万枚以上売り上げ、コンサートも東京以外でも会場は埋まっているという人気の高さでした。

しかし、カルメン・マキ&OZは、1977年の10月18日新宿厚生年金会館でのステージを最後に解散しました。

しかし1978年には、「私は風」がショートバージョンでシングル・カットされ、翌1979年に公開された沢田研二主演の映画「太陽を盗んだ男」でも劇中歌として採用されています。

【私は風(シングルレコード) / カルメン・マキ&OZ】
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2013年10月14日には、SHOW-YAのボーカリスト寺田恵子が、「"一声入魂" 「カルメン・マキ&OZ」~私は風 2013~」というライヴを川崎のクラブチッタで開催。

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寺田恵子は「私にとってのカルメン・マキは、ロックの師であり、私をロックの世界に産み落としてくれた母であり、そしてあこがれの女性であるわけです。」とライヴに向けコメントを発表しています。

日本のロックが最も充実し意欲的だった1970年代中頃。。
洋楽のようにこの時期の日本のロックも、再評価されていいのでは。。とつくづく思います。

風「アフタヌーン通り25」(1976)。。伊勢正三のウェスト・コースト的サウンド・センスが光ります。

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伊勢正三が”かぐや姫”解散後に、大久保一久と1975年に結成した”風”。

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「22才の別れ」「海岸通」「あいつ」など、アコースティックをベースとした数多くのヒットを放ちましたが、中期頃からフォークからウェスト・コースト系のサウンドに徐々に移行。
解散直前は、まさにLAサウンドといっていいくらいの完成度の高い楽曲を聴かせてくれていました。

”風”が1976年11月にリリースした3枚目のアルバム「WINDLESS BLUE」(最高位3位、年間チャート17位)は、まさに従来のフォーク的サウンドと新たなサウンドがミックスされたアルバムとなっています。

【WINDLESS BLUE ジャケットもLA的です♪】
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【WINDLESS BLUE(ウィンドレス ブルー) / 風】
1.ほおづえをつく女 作詞・作曲 伊勢正三
2.夜の国道 作詞・作曲 大久保一久
3.3号線を左に折れ 作詞・作曲 伊勢正三
4.旅の午後 作詞・作曲 大久保一久
5.通り雨 作詞・作曲 伊勢正三
6.アフタヌーン通り25 作詞・作曲 伊勢正三
7.小さな手 作詞・作曲 大久保一久
8.地平線の見える街 作詞・作曲 伊勢正三
9.君と歩いた青春 作詞・作曲 伊勢正三
10.ふっと気がつきゃ 作詞・作曲 大久保一久
11.少しだけの荷物 作詞・作曲 伊勢正三

このアルバムに収録された「アフタヌーン通り25」は、軽快なリズムと乾いたサウンドがとても心地良く、ピアノ、サックスといった楽器も曲を彩ります。

【アフタヌーン通り25 / 風】
作詞・作曲:伊勢正三 編曲:瀬尾一三

正やんのボーカルもリラックスしていて、とても素敵です♪
やさしい歌声に癒されます。。

ネッド・ドヒニー「ヴァレンタイン」(1976)。。AORコンピ「ライト・メロウ パークサイド・テラス」&「ライトメロウ シティ・ウォーキン」、待望のリリース!

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AORマスターの金澤寿和、中田利樹氏監修のもと、2000年に様々なレコード会社からでリリースされたAORコンピレーション・シリーズ「Light Mellow」。

センスの良い楽曲がそろったシリーズは大きな反響を呼び、AORブームが再来しました。。。

そして2013年。。。
「心地良い」「上質」な音楽求める大人のためのサウンドトラックをテーマに金澤寿和氏が選曲した2013年版Light Mellowコンピレーションアルバムが、2013年7月10日に2枚同時リリースされました!


【 Light Mellow: Parkside Terrace~ライト・メロウ パークサイド・テラス / V.A.】
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アコースティック・フレイヴァーあふれる爽やかな楽曲を中心にセレクト。ケニー・ロギンス、セシリオ&カポノ、デイン・ドナヒュー、マイケル・フランクス、ケニー・ランキン、ネッド・ドヒニーなど、これまでのAORコンピレーションとはひと味違うラインナップ。現在では、このコンピレーションでしか聴くことのできない楽曲も数多く収録。

1. Wait A Little While / Kenny Loggins
2. Angel Heart / Jimmy Webb
3. Highway In The Sun / Cecilio & Kapono
4. Next To You / Dan Siegel
5. Rhythm Of Rain / Dan Fogelberg
6. Oh, L.A. / Phoebe Snow
7. Whatever Happened / Dane Donohue
8. If I Were You / Toby Beau
9. Seeing You (For The First Time) / Jimmy Messina
10. Sentimental Fools / Randy Edelman
11. You’re Too Blue / Robert Kraft with Janis Siegel
12. Double Talk / Michael Franks
13. Pajamas / Livingston Taylor
14. Da Doo Rendezvous / Valerie Carter
15. Fanny (Be Tender With My Love) / Gino Cunico
16. We’ll Never Have To Say Goodbye Again / Jeffrey Comanor
17. This Happy Madness / Kenny Rankin
18. Valentine (I Was Wrong About You) / Ned Doheny

【Light Mellow~city Walkin’~ライトメロウ シティ・ウォーキン / V.A.】
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ダイナミックで疾走感あふれる楽曲を中心にセレクト。ボズ・スキャッグス、TOTO、ペイジズ、アメリカ、ホール&オーツなど人気アーティストによる、これまでのAORコンピレーションとはひと味違うラインナップ。現在では、このコンピレーションでしか聴くことのできない楽曲も数多く収録。

1. Whatcha Gonna Tell Your Man / Boz Scaggs
2. City Magic / Les Dudek
3. So, So, Happy / Valerie Carter
4. Sing To Me / Ned Doheny
5. Hang On / Larry Lee
6. Dance With Me / Livingston Taylor
7. Isn’t She Lovely / Lee Ritenour with Bill Champlin
8. Monkey See Monkey Do / Melissa Manchester
9. If I Saw You Again / Pages
10. Waiting For Your Love / Toto
11. Change Of Heart / Eric Carmen
12. Indian Summer / America
13. Two Rights / The Allman Brothers Band
14. Stephanie / John Valenti
15. In My Life / Phoebe Snow
16. Song For A Sucker Like You / Ben Sidran
17. On The West Side / Robert Kraft
18. Give It Up (Old Habits) / Daryl Hall & John Oates


久しぶりの金澤寿和氏選曲監修のAORコンピ。
しかも両盤ともに1,890円とリーズナブルな価格♪
これは嬉しいです(^^ゞ

今回は、「ライト・メロウ パークサイド・テラス」の最後を飾るネッド・ドヒニーの永遠の名曲「ヴァレンタイン」をご紹介します。

【Ned Doheny / Valentine】
*埋込不能のためYouTubeでお聞きください。

イントロからとろけてしまうような旋律。。
そして、シンプルなアコースティックサウンドに乗せたネッド・ドヒニーの甘い歌声が非日常の世界に連れ込んでくれるようです。。

「ヴァレンタイン」が収録されている1976年にリリースされたネッド・ドヒニーの名盤「ハード・キャンディ」。。

【Ned Doheny ‎– Hard Candy (1976)】
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音楽も最高ですが、涼しげなジャケットが、今の季節によく似合います♪

高中正義「SWEET AGNES」(1977)。。夏といえば高中!アグネス・ラムのプロモーション映画の主題歌となったソロ・デビューシングル。

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高中正義。。
1970年代初頭、フライド・エッグ、サディスティック・ミカ・バンドといった黎明期の日本のロックグループで活躍。

【サディスティック・ミカ・バンド】
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ミカ・バンド解散後は、1976年に高橋幸宏、後藤次利、今井裕とともにサディスティックスを結成。
矢沢永吉のライブ・アルバム「THE STAR IN HIBIYA」でもサディスティックスの演奏を聴くことが出来ます。

【サディスティックス】
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そしてその後、ソロとなり70年代後半には大高中ブームともいうべき現象が起こり、高校の学園祭で多くのアマチュア・ギタリストが高中の「ブルー・ラグーン」を弾いていた。。そんな時代がありました。

高中正義が、ソロ・アーティストとして活動を始めたのは、サディスティックス結成直後で、高中のファースト・ソロ・アルバム「SEYCHELLES」は1976年にリリースされ、大きな反響を呼んでいます。

1977年にリリースされたセカンド・ソロ・アルバム「TAKANAKA」は、自身の名前がタイトルになっているように、代表曲となる「Ready to Fly」、「MAMBO NO.5」といった、高中初期の"夏"イメージを完全に確立した代表アルバムとなっていると思います。

【TAKANAKA / 高中正義 (1977)】
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このアルバムからは、当時、大人気だったハワイ出身のモデル、アグネス・ラムの1976年9月に公開されたプロモーション映画『太陽の恋人 アグネス・ラム』の主題歌となった「SWEET AGNES」が収録されています。

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「SWEET AGNES」はシングルカットされ、高中のソロとして初めてのシングルとなりました。

【SWEET AGNES / 高中正義 1976年8月1日リリース】
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【SWEET AGNES /高中正義】

深町純によるシンセサイザーの音色がとても心地良く響きます♪
またTan Tanこと大空はるみによるコーラスもソウルフルに曲を彩ります。
高中のギターはトータルとして曲のイメージを捉え、派手にソロを刻むわけではないですが、とても印象的なメロディを聴かせてくれています。。。

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"夏"といえば高中!
やっぱり高中のギターの音色は夏が良く似合います。。

井上陽水「なぜか上海/娘がねじれる時」(1979)。。陽水meets高中。新たな陽水の魅力を醸し出した70年代最後の作品。

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井上陽水の「Good, Good Bye」(1976年2月)をリアルタイムで聞いたときに、「かっこいい曲だなぁ。。」と思ったのが井上陽水を初めて意識した時だったと記憶しています。。。

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そして夢中になって聞いたのは、陽水ブームがひと段落していた1979年8月にリリースされたシングル「なぜか上海/娘がねじれる時」でした。

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この頃、高中正義が大好きで、この曲で高中がギターを弾き、アレンジも担当ということで、夢中になって聞いていました。

もちろん、陽水の妖しい魅力全開の歌詞と曲も素晴らしく、陽水人気が落ち着いていたとはいえ、陽水健在を充分に印象付けた曲でした。

【井上陽水 / なぜか上海】
作詞・作曲:井上陽水 編曲・ギター:高中正義

♪そのままもそ、もそ、も、もっとおいで~ はしからはしのたもと お嬢さん達
♪友達さそ、さそ、さ、さそっておいで~ すずしい顔のおにいさん達。。。

切れの鋭い高中のギターによるイントロ。
陽水独特の歌詞。。
そしてスケール感のあるサビのメロと高中のバッキングの絡み。。
とても中毒になる曲でした。。

B面に収録された「娘がねじれる時」も同様に中毒になる曲でした。

【娘がねじれる時 / 井上陽水】

この曲もイントロからスリリングで、高中の的確なバッキングがとても心地よく曲を飾っています。
また間奏の高中のソロもかっこいい♪

「娘がねじれる時」。。陽水にしか書けない歌詞だなぁ。。と思ったものです。。

この2曲が収録されている1979年9月にリリースされた7枚目のアルバム「スニーカーダンサー」も愛聴盤で、未だによく聴くアルバムです。。

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アルバム表題曲の「スニーカーダンサー」では陽水が作詞、高中が作曲・編曲を担当。
このアルバムで高中正義は、全10曲中5曲の編曲を担当、また8曲でギターを弾くなど、非常に高中色の濃いアルバムとなっています。

このアルバムは陽水にとって70年代最後のアルバムとなりましたが、80年代に向け、新たなスタート切った。。。そんな感じのするアルバムです。。

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ちょうどこの年の高中と井上陽水のジョイントライヴ(武道館)がTVで放映され、LPでも発売予告はあったものの、権利の関係からか、リリースされることはありませんでした。。残念です。(高中のパートのみライヴアルバム「スーパー・タカナカ・ライブ」としてリリースされました。)

いくつになっても、唯一無二の存在であり続ける井上陽水。。

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まさに日本音楽界の宝です♪

バリー・マニロウ「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」&「 カリフォルニアの青い空」(2007)。。バリーの歌声が光る、数々の名曲をカヴァーした”グレイト・ソングス・シリーズ”

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バリー・マニロウが2006年~2008年にかけてリリースした50年代から80年代までの数々のポップスをカヴァーした「グレート・ソングス・シリーズ」

【左上:フィフティーズ、右上:シックスティーズ、左下:セヴンティーズ、右下:エイティーズ】
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もともと、素晴らしきエンターテイナーである、バリー・マニロウ。。
ロッド・スチュワートの「グレイト・アメリカン・ソングブック・シリーズ」を仕掛けた音楽プロデューサーのクライヴ・デイヴィスが次に仕掛けたのがバリー・マニロウでした。

本企画は、アメリカで熱狂的に迎えられ、第1弾となった「The Greatest Songs of the Fifties」(2006.1)は、なんと初登場1位という結果となりました。
バリーのアルバムチャート1位は、実に29年ぶりで、しかも初登場1位は初めてと、どれだけバリーのカヴァーアルバムが熱狂的に受け入れられたか想像出来ます。。

2006年の10月には早くも第2弾となった「The Greatest Songs of the Sixties」をリリース。
このアルバムも初登場2位と素晴らしい結果となっています。

そして、2007年9月にリリースされた第3弾の「The Greatest Songs Of The Seventies」
こちらも初登場4位と変らない人気となりましたが、このアルバムには私にも馴染み深い名曲の数々が収録されており、個人的には嬉しい1枚となっています。


【The Greatest Songs Of The Seventies】
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1. 追憶/The Way We Were (Barbra Streisand cover, 1974)
2. 瞳の面影/My Eyes Adored You (The Four Seasons cover, 1975)
3. 明日に架ける橋/Bridge Over Troubled Water (Simon & Garfunkel cover, 1970)
4. 傷心の日々/How Can You Mend A Broken Heart? (Bee Gees cover, 1971)
5. カリフォルニアの青い空/It Never Rains in Southern California (Albert Hammond cover, 1972)
6. 君の友だち/You've Got a Friend (Duet with Melissa Manchester) (James Taylor cover, 1971)
7. 兄弟の誓い/He Ain't Heavy, He's My Brother (The Hollies cover, 1970)
8. セイリング/Sailing (Christopher Cross cover, 1979)
9. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード/The Long and Winding Road (The Beatles cover, 1970)
10. 遥かなる影/(They Long To Be) Close to You (The Carpenters cover, 1970)
11.イフ/If (Bread cover, 1971)
12.悲しみのバラード/Sorry Seems To Be The Hardest Word (Elton John cover, 1976)
ACOUSTIC MANILOW
*1970年代にリリースしたバニー・マニロウのヒット曲をアコースティック・セルフ・カヴァー
13. 悲しみのマンディ/Mandy (Acoustic), 1974
14. ニュー・イングランドの週末/Weekend in New England (Acoustic), 1977
15. コパカバーナ/Copacabana (At The Copa) (Acoustic), 1978
16. 忘れえぬ面影/Even Now (Acoustic), 1978
17. 想い出の中に/Looks Like We Made It (Acoustic), 1977
18. 歌の贈りもの/I Write the Songs (Acoustic), 1975

「追憶」「明日に架ける橋」「傷心の日々」「カリフォルニアの青い空」「君の友だち」「セイリング」「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」「遥かなる影」「イフ」。。そしてバリー・マニロウ自身のセルフ・カヴァー。。

どの曲もほぼオリジナルに忠実にアレンジされており、そのためか、曲を初めて聞いた頃にタイムスリップしてしまいます。。

今回は、ビートルズのカヴァー「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」をご紹介します。

【The Long and Winding Road / Barry Manilow】
*埋め込み無効のため、YouTubeでご覧ください。

思わずうっとり聞き入ってしまう歌声。。
さすが、超一流のエンターテイナーだけあって、バラードを歌わせると自分の曲のように聞かせてくれます。。

そしてもう1曲、アルバート・ハモンドの代表曲「カリフォルニアの青い空」をご紹介します。

【It Never Rains in Southern California / Barry Manilow】

実に熱狂的ですね♪
何を歌わせても上手です。

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2010年にはラヴ・ソングのカヴァーを集めた「The Greatest Love Songs of All Time」をリリース。。。
円熟味溢れる歌声を聞かせてくれています。

まだまだファンを楽しませてくれそうです♪

ジョージ・ハリスン「アンノウン・デライト」(1982)。。息子ダーニの誕生を歌ったジョージの喜びが伝わる1曲。間奏はサムシング?

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なにかとイギリスでいま話題の「ジョージ」。。。
「ジョージ」という名前のつく有名人として、ジョージ・マイケル、ボーイ・ジョージなどとともにジョージ・ハリスンの名前もメディアを賑わせていました。。(ちなみに日本では山本譲二にもコメントが殺到したとか。。(笑))

そのジョージ・ハリスン。。
ジョージ・ハリスン史上、もっとも売れなかった1982年にリリースされたアルバム「ゴーン・トロッポ」

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ジョージ自身、音楽活動に嫌気がさしていた時期で、プロモーションもせず、PVも作らず。。。

【当時FMステーションに掲載された広告】
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ジャケットを担当したのは、ジョージの家に居候していたというエピソードの持ち主で、ジョージの「ジョージ・ハリスン帝国」でゲスト・ボーカルも務めていた元ボンゾ・ドッグ・バンドの"レッグス"・ラリー・スミス。

"売る気ある??"というジャケットですが、その結果、シングル「愛に気づいて (Wake Up My Love)」は、ビルボード最高位53位、アルバムは100位以内にも入らない状況でした。。

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しかし、広告のキャッチ・コピーにもあるように「輝く太陽の下、爽やかな風がジョージの愛を運ぶ!!」とあるように、明るくトロピカルなサウンドは、コアなジョージ・ファンにはとても愛されるアルバムとなりました。

【アルバムジャケット裏側】
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このアルバムには、珍しいインストナンバーやエリッククラプトンに捧げた曲、映画「バンデッドQ」のタイトルトラックなど、バラエティに富んだ内容のアルバムになっていますが、1978年8月に誕生した息子ダーニが生まれた喜びを曲にした「アンノウン・デライト」という曲が収録されています。

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ウィリー・ウィークス、ジム・ケルトナー、レイ・クーパー、ニール・ラーセン、ゲイリー・ブルッカーという一流ミュージシャンによる演奏とサムシングと同じ?と思わせる中間部のギター・ソロ。。
優しいサウンドに包みこまれるようなサウンドです。

【George Harrison / Unknown Delight】
Backing Vocals – Bobby King, Pico Pena, Willie Greene
Bass – Willie Weeks
Drums – Jim Keltner
Lead Vocals, Guitar, Synthesizer – George Harrison
Percussion – Ray Cooper
Piano – Neil Larson
Synthesizer – Gary Brooker

暗く深い茶色の瞳 僕の夢の中に現れた天使
まるで早朝の光のように 君はあたりを新鮮に蘇らせてくれた
そして愛とともに未知の喜びを運んできてくれた。。。

ジョージの喜びが伝わる歌詞です♪

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ジョージはこのアルバムリリース後、音楽活動から離れ、次のアルバム・リリースは5年後の大ヒットアルバム「クラウド・ナイン」まで待たなければなりませんでした。。

ジョージとしては珍しい"夏"がとても良く似合うアルバム「ゴーン・トロッポ」。
ジョージのリラックスしたもうひとつの顔が垣間見ることの出来る素敵なアルバムです♪

ビリー・ジョエル「ピアノ・マン」(1973)。。自らの体験を歌いビリーの代名詞となった名曲。

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1960年代、ザ・ハッスルズ、アッティラというグループで活躍していたビリー・ジョエル
当時から、ソングライティングのセンスは評価されていたものの、ヒットには至りませんでした。。

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アッティラはキーボードとピアノによる2人組で、ハードロック+プログレのようなサウンドを聴かせていました(^^ゞ。

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そして、満を持して1971年にリリースした1stソロアルバム「コールド・スプリング・ハーバー(Cold Spring Harbor)~ピアノの詩人」。。。
レコード会社によるテープ・ピッチの速度上げ、セールス不振とソロ・デビューしたもののセールスは振るわず、ツアーも途中で打ち切られるなど、この時期ビリーは、うつ病がひどくなり、ひきこもり気味になっていたそうで、この後、ビリーはニューヨークを離れ、ロスアンゼルスに移住しています。

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環境の変化とともに地道な演奏活動が実を結び、1973年に「ピアノ・マン」で再デビューを果たしています。

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【Piano Man / Billy Joel】

土曜の夜9時
馴染みの顔ぶれが揃い出す
私の隣にはいつもの年老いた男性
いつもジントニックを愛でるように飲んでいる

彼が言う、「あの曲は弾けるのかい?この憂鬱な気分がどうなるかはわかならい
だけど最高だったあの甘酸っぱい青春の記憶が蘇るんだ
俺がまだ流行りの服を身にまとってた頃の曲さ」

歌っておくれよ、ピアノマン
共に今夜は歌い明かそう
ここにいる皆がメロディに酔いしれたいんだ
私たちを晴れやかにしておくれ。。。

ラリー・カールトンをギターに迎え制作されたアルバム「ピアノマン」は、全米アルバム・チャート27位となるヒットアルバムとなり、シングル「ピアノマン」も全米25位のヒットを記録しています。

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こちらは80年代にリメイクされたPVです。

【Piano Man / Billy Joel】

ピアノの弾き語りを続けていた頃の想い出を歌にした「ピアノマン」。。
その後のビリーの代名詞となりましたが、いま聞いてもエヴァーグリーンな名曲だと思います。。。

アッティラ「ワンダー・ウーマン」(1970)。。ビリー・ジョエルがソロ・デビュー前に組んでいたヘヴィ・メタル・デュオ。

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ビリー・ジョエルがソロ・デビュー前にドラマーのジョン・スモールと結成していたヘヴィ・メタル・デュオ「アッティラ」。

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前回のブログで、アッティラを「ハード・ロック+プログレ」とご紹介しましたが、ビリー・ジョエルの公式Webサイトでは、「Forms Attila, a heavy metal duo with Hassles' drummer, Jon Small. Attila records one album on Epic Records.」と紹介してありました。。

ビリー・ジョエルの本名はウィリアム・マーティン・ジョエル(William Martin Joel)ですが、当時のアルバム・クレジットを見ると"William Joel"と表記されています。

ジョン・スモールは、アッティラの前のバンド「ザ・ハッスルズ」でもビリー・ジョエルとともに活躍しています。

【The Hassles】
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そして、1970年にリリースされたアッティラの唯一のアルバムが「フン族の大王アッティラ / Attila」でした。

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1.Wonder Woman
2.California Flash
3.Revenge Is Sweet
4.Amplifier Fire
Part I―Godzilla Part II―March Of The Huns
5.Rollin' Home
6.Tear This Castle Down
7.Holy Moses
8.Brain Invasion

Arranged By – Attila
Drums – Jon Small
Music By, Lyrics By – William Joel, Jonathan Small
Producer – William Joel*, Irwin Mazur, Jonathan Small*
Vocals, Organ [Hammond B-3] – Billy Joel

フン族の王様で、キリスト教信者からは「神の災い」や「神の鞭」と恐れられたというアッティラ。。。
その王様のイメージをジャケットに表している感じです。。

気になるサウンドは、まさしくヘヴィ・メタル・デュオとの呼び名が相応しいサウンドで、当時、クリーム、ZEP、ディープ・パープルなど、ニュー・ロックと呼ばれたサウンドを目指していたのでしょうか。。。?

1曲目に収録されている「ワンダー・ウーマン」をご紹介します。
もちろん、ボーカルはビリーです。

【ATTILA - WONDER WOMAN】

いかがですか?
とてもビリー・ジョエルからは想像できないサウンドです。。
ボーカルもシャウトしています(^^ゞ

もう1曲、「ホーリー・モーゼス」をご紹介します。

【Attila -  Holy Moses】

ZEP?
ハモンドはパープルみたいです♪

アルバムのラストは、インスト作品の「ブレイン・インベーション」で幕を閉じます。。

【Attila - Brain Invasion】

これはEL&P?。。キース・エマーソンばりのキーボードを聴かせてくれます。。
ドラムもカール・パーマー的?

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ピアノ・マンではなかった頃のビリー・ジョエル。。
とても興味深いサウンドです♪

ロジャー・ホジソン「夢の世界で/Had A Dream」(1984)。。元スーパー・トランプのボーカリストが放ったハイ・テンションなソロ・デビューシングル。PVも必見です!

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1979年、スーパートランプの名前を一躍有名にしたアルバム「ブレックファスト・イン・アメリカ」

【インパクトの大きいジャケットでした。】
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スーパートランプ初の全米アルバムチャート1位となった作品であり、4週連続を含む、通算6週間No.1を獲得、また、シングルカットされた「ロジカル・ソング」(全米6位)、「ロング・ウェイ・ホーム」(全米10位)などのヒットも生まれ、全世界で1,800万枚売れ、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」(1976年)、フリートウッド・マックの「噂」(1977年)等と並ぶ、70年代後半を代表するアルバムとなりました。

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スーパートランプでほとんどの曲を手掛け、ボーカルを担当するなど中心人物であったのがロジャー・ホジソン(上記写真中央)。
ロジャーは、1982年にスーパートランプを脱退し、ソロに転向しています。

1984年12月にリリースした1stソロアルバム「愛なき風に向かって/In The Eye Of The Storm」は、全米46位、シングルカットとなった「夢の世界で/Had A Dream」も全米48位と大きなヒットには至らなかったですが、スーパートランプを支えたソングライティングセンスは健在で、プログレ・ポップ的なサウンドを展開してくれています。

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シングル「夢の世界で」はPVも制作されていますが、上記のジャケットとは違いハイ・テンションのサウンドとパフォーマンスが繰り広げられ、当時、そのインパクトに思わず笑ってしまうほどでした。。

【夢の世界で/Had A Dream (Sleeping with the Enemy) / ロジャー・ホジソン】

いま見ても凄いです(^^ゞ
思わず、PVを見ながら、一緒に踊ってしまいそうになります(笑)。
でも曲は大好きです♪
当時のELO、ジェネシスなどにも通じるサウンドだと思います。

このアルバムでロジャー・ホジソンはマルチプレーヤーぶりを発揮し、ギター、キーボード、ベース、ドラムなど、自らが演奏するなど充実した作品になっています。

ロジャー・ホジソンは、1993~4年頃、ジョン・アンダーソン脱退後のイエスにボーカリストとして加入依頼があったそうで、実際にレコーディングも行ったようですが、ジョン・アンダーソンの復帰で白紙となったそうです。
イエスのアルバム「Talk」に収録されている「Wall」ではロジャー・ホジソンの名前がクレジットされています。

その後も精力的にソロ活動を続けており、2013年も北米、ヨーロッパ、イギリスを回るツアーを実施するなど、多くのファンを魅了し続けています。

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YouTubeに最新のツアーダイジェストがアップされていますので、ご紹介します。

【Supertramp's Roger Hodgson On Tour】

変わらない歌声と人気です。。
上記のPVとはうって変わって、落ち着いたジェントルマンなパフォーマンスです♪

ロジャー・ホジソンは、近年、再結成されたスーパー・トランプと一緒にツアーすることを、スーパー・トランプ側に提案したようですが、ロジャー・ホジソン脱退後のスーパー・トランプは人気が下降、1988年にバンドが解散したこともあり、スーパー・トランプ側からは返事はなく、実現しなかったようです。

ソロでもいいので来日してほしい、アーティストの一人です。。

一十三十一「Last Friday Night Summer Rain」(2013)。。80年代シティ・ポップスを蘇らせたニュー・アルバム「Surfbank Social Club」。

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2012年のアルバム「CITY DIVE」で80年代シティ・ポップスを見事に再現してくれた一十三十一

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品切れのCDショップが出るほど反響を呼んだアルバム・リリースから1年。

再び、流線形のクニモンド瀧口を迎え2013年6月にリリースされたニューアルバム「Surfbank Social Club」は、前作を踏襲し更なる現代版シティ・ポップスを聴かせてくれています。

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今回のテーマは"アーバン・リゾート・ラヴ"
「私をスキーに連れてって」(87年)、「彼女が水着にきがえたら」(89年)、「波の数だけ抱きしめて」(91年)といった"〈ホイチョイ3部作〉"の映画サントラのような世界観で制作された今作は、ジャケットやブックレット、逗子マリーナで撮影された映画仕立てのミュージック・ビデオなど、よりビジュアルなイメージでアルバムの世界観を表現しています。

【一十三十一 『Surfbank Social Club』 アルバムダイジェスト】

1曲じっくりと。。"飲み干したジンジャエールがflashbackさせるパラダイス"。。とキャッチがつけられた「Last Friday Night Summer Rain」をご紹介します。

【一十三十一 - Last Friday Night Summer Rain】

アルバムの世界観をビジュアル化した映画仕立てのミュージック・ビデオ「Surfbank Social Club」。
15分近いMVですので、お時間のある方、ぜひご覧になってください♪

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【一十三十一 『Surfbank Social Club』MV】

夏にぴったりな心地良いアルバムです♪

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