1981年にスタートし、アメリカのヒットチャートを紹介する番組として貴重な洋楽ファンの情報源となっていた「ベスト・ヒットUSA」。
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小林克也の軽快なトークが、番組の魅力を更に高めていましたが、リアルタイムで番組を観ていた方が、必ず覚えていると思われるのが、オープニングテーマとして使用されていた”ヴェイパー・トレイルズ”の「サーフサイド・フリーウェイ」でした。
【VAPOUR TRAILS - Don't Worry Baby (1979)】
番組冒頭では、30秒程度しか流れていなかったと思いますが、そのサウンド・インパクトは絶大なものでした。
【VAPOUR TRAILS】
ジョン・マクバニー(g,vo)、アンディ・ダルビイ(g)、フィル・カーティス(b)からなる”ヴェイパー・トレイルズ”。
ラリー・カールトンのプロデュースにより唯一のアルバム「Vapour Trails」が制作されています。
ラリー・カールトン自身は、演奏に参加していませんが、関連ミュージシャンを配置し、見事なまでのLAサウンドが展開されています。
この曲が「ベストヒットUSA」のテーマ曲として採用された際、日本でヴェイパー・トレイルズはグループ名を”ヴィーティーズ”というグループとして売り出され、アルバムも既発作品でしたが、「オータム・ブリーズ」というアルバム名に変更され、曲順も「サーフサイド・フリーウェイ/Don't Worry Baby」を1曲目(オリジナルは2曲目)として発売されるという、とんでもなくグループを無視したリリースとなっていました。
【Autumn Breeze】
現在は、オリジナル通り発売されていますが、グループ名は「ヴェイパー・トレイルズ(ヴィーティーズ)」と表記されています。。。
そしてもう1曲、「ベストヒットUSA」の名物コーナー「スター・オヴ・ザ・ウィーク」のオープニング曲として使用されていたのが、マイケル・ジョンソンの「You, You, You」でした。
【You Can Call Me Blue / Michael Johnson (1980)】
【You, You, You / Michael Johnson (1980)】
「Bluer Than Blue」「This Night Won't Last Forever」の2大ヒットをもつシンガーソングライター系AORアーティストのマイケル・ジョンソン。
軽快なサウンドとハートウォームな歌声がとても心地よく響きます♪
「スター・オヴ・ザ・ウィーク」で使用されたのは、イントロの十数秒だけでしたが、「サーフサイド・フリーウェイ」とともにAOR作品を選ぶあたり、番組のセンスが伺えます。
今聴いても、番組が断片的に過ります。。。
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